賃貸物件では、契約時に重要事項説明書の内容を契約者に説明する義務があります。
部屋を借りる側は説明を聞くだけですが、しっかり聞いておかなければ契約後にトラブルになる可能性もあるのです。
そこで今回は、重要事項説明書の内容について解説します。
▼重要事項説明書について
■重要事項説明書とは
重要事項説明書とは、賃貸物件に住むうえで守らなければならないルールや建物の基本情報などが記載された書類です。
物件の契約時には、宅地建物取引士によって契約者にその内容が説明されます。
■重要事項説明書に記載されている内容
重要事項説明書には、以下の3項目が記載されています。
・契約にかかる各種表示
・対象となる建物に直接関係する事項
・取引条件に関する事項
文字だけを見ても意味が理解できない方が多いかと思いますが、主に建物や管理会社・契約に関して書かれています。
▼契約者が最低限確認しておくべき内容
重要事項説明書に記載されている内容は難しく、さらに量が多いため全てを確認するのは大変です。
そのため、建物の整備状況や契約解除になる事例・管理の委託先など、最低限の内容を確認しましょう。
何が重要かわからない場合は、質問すれば答えてくれるはずです。
わからないままにしておくと後にトラブルになる可能性があるため、その場で確認して解決しましょう。
▼まとめ
重要事項説明書は、賃貸物件に住むうえで守らなければならないルールや建物の基本情報などが記載された書類です。
全ての内容を理解するのは難しいため、最低限の内容を理解してわからないことはその場で解決するようにしましょう。